作業マニュアル
生産行程管理責任者 鈴木 茂
1.農機具使用管理マニュアル
使用農機具
作 業 内 容
使用する全ての
農機具・機械
@農機具・機械類を使用した時には、生産行程管理簿に使用機械名・清掃の状況を記録する。
A一般圃場からの有機圃場への土などの混入を防ぐ為に圃場の移動時は使用した機械(トラクター、コンバイン等)類は洗浄する。
トラクター・田植え機
有機栽培以外の圃場から有機圃場へ移動する際には、土が付着する部分は水洗いし、土・わら等を取り除かなくてはならない。
コンバイン
@有機圃場以外の収穫作業を行った後に、有機圃場の収穫をする場合は、脱穀部・排出口等の各所をよく、掃除して有機栽培農産物以外の籾を取り除き、尚且つ最初の刈り取りは格下げ扱いとする。(緩衝地帯がある場所以外)
2.乾燥・調製・格付等の作業マニュアル
作業
乾燥・調整
@緩衝地帯の別刈りを行った後に全ての機械類を清掃してから行う。
Aその年初めての乾燥、調整は前年の他圃場のもみが混入するおそれがあるので30kg位は格下げ扱いとする。
格付
@調整された有機農産物は、袋詰めした後に速やかにs−1s−3s−7と照合しながらロット番号や圃場番号を記入して他の米と間違わないように格付を行なう。
A格付区分は有機農産物、化学肥料・農薬不使用米の2区分とする。
表示
@JASシールを貼付し、使用したJASシールの使用枚数や袋の数量を確認して台帳に記帳する。
AJASシール・品質表示・その他の表示が適正か確認する。
管理・出荷
@保管施設は、常に清潔に保ち、出入り口の開閉は、ネズミや虫の侵入の恐れがある為に必要最小限にとどめる。
A清掃を徹底し、殺鼠剤や燻蒸剤など化学合成農薬は使用しない。やむを得ず粘着板や忌避剤などを使用する場合はJAS適合品であることを確認する
Bその他の農産物を同一施設内に保管する場合は、有機農産物の置き場はラベル等を使用するなどして、有機農産物とそれ以外を明確に区分する。