|
T・ 栽培管理の基準
1. 土作り
新潟県の地産地消を心がけ、出来るだけ自然循環の土作りを行う。そして有機栽培の生産コスト低減をはかり、環境保全に留意する。生の堆肥又は厩肥は環境汚染や玄米への硝酸態窒素の残留やイモチ病、害虫の多発の原因にもなるので、完熟堆肥の有機肥料を使用。
客土や土壌改良資材(籾柄くん炭・竹炭・木炭等)の投入によって土壌微生物の活動を促進し、土壌の保肥力を積極的に増進する。
(1) 種子の予措と侵種
1.栽培品種は、地域の気象条件に合った品種を栽培。
2.種子は、有機栽培圃場の物を使用。種子消毒は温湯侵法で行う。
3.侵種は、4℃〜15℃の低温で行い、催芽も20℃〜25℃の低温で行う。
(2) 床土の準備
JAS規格に沿った、有機培土を使用し、タチガレン、ダコニール等の農薬は一切混和しない。
(3) 育苗
1.1箱あたりの播種量は、苗質に大きく影響するので、60g以下とし出来るだけ、当農業では、45gで行う。
2.育苗期間中の鳥害及び、病虫害については、農薬の散布よって防除するのではなく、床土の調整、温度管理、適切な作期の選択、ネットの使用などによって防止。
3.苗は深水管理の効果を発揮させる為に、4.5葉齢を基準とし14〜18cm草丈を目標に育苗。
4.コスト削減と公害防止の為に、プール育苗を採用。
(4) 移植と除草対策
雑草対策には下記の方法を適切に組み合わせ、水田の小動物などを活発にする様心がける。
1.2回トロトロ代かき法+コメヌカペレット・屑大豆投入法。代かきは、5cm以上に水深がなる様に水をはり、低速走行のままドライブハローの回転を高速にして、出来るだけ浅くすきこむ。10日間程したら2回目の代かきを行い、雑草を練り込む様に除去し、2日以内に移植し、直ちに米ヌカペレット・屑大豆を圃場条件に合わせ散布し、苗の状態に合わせて深水管理を実施。
2.その他耕種的防除法による、雑草対策を実施し農薬による防除はしない。
3.移植は2回目の代かき後2〜3日で、実施し雑草の種子が発芽する前に行う様に心がける
4.移植直後からの深水管理による、雑草の発生抑制し、農薬による除草は行わない。防除が不完全な場合には機械除草・手取りなどを実行。
(5)化学肥料の使用について
土壌微生物全体の貧困化と偏った穂息状態を作り、食味や栄養価の低下に結びつきやすいなどの問題点があるので使用しない。
(6)除草剤及び病害虫防除のための薬剤、生長調整剤の使用について
1.除草剤は使用しない。使用した場合は登録認定機関に報告し、認定を取り下げるものとする。
2.イモチ・モンガレ病の薬剤除去は行わない。もし、イモチ病が大発生し関連農家に迷惑をかける恐れのある場合は、「日本農林規格」別表2に明示された資材を使用。
3.倒伏の防止は疎植にすることや植え込み本数を少なくするなど、茎を太く張豪なものにし耕種的方法にて行い、倒伏防止や多収を目的に倒伏軽減剤やそういうものが混入した肥料は使用しない。
(7)有機栽培の圃場について
申請圃場は航空防除の除外区域である。
有機栽培を実践する圃場は、一般慣行水田からの農薬の飛散を防止し、栽培現場を公開目的で、一区画ごとに中間法人民間稲作研究所認証センターの看板を設置。
(8)生産に使用する機械・器具の管理について
圃場移動の時は、雑草の種子付着や移動する際に、農道などに泥を落下させ一般車等に迷惑をかけないよう、各圃場で作業後洗浄し次の作業に入る。コンバインなどは刈り取り後、タンク内その他モミの流れる場所を点検掃除し、次の作業に入る。
(9)収穫・乾燥
1.慣行、有機別に乾燥機を使用し、他栽培のものと混入しないようにする。
調整機・ライスグレーダーはその都度ブロワー等で洗浄。
2.乾燥は急速乾燥を避け、水分調査を受けた水分計で測定し、15%の水分を遵守し、食味と保存性の向上に努める。
3.もみすり作業で他の品種のものと混米しないよう、作業前後に作業マニュアルに従って十分な洗浄を行い、作業前に適量犠牲米として取り除く(格下げ)。
4.保存は翌年4月までの出荷分は玄米での常温保存とし、それ以後の物は、低温貯蔵あるいは籾貯蔵とし、食味の低下を防止し、化学合成農薬による害虫の駆除は行わない。
|